厚さ3キロの氷の下、南極に二つの湖…NASA発見

学生の頃だと、「湖の水はなんで凍らないのか」とか、「生物はいるのか」などと考えを進めていたと思うが、最近だと仕事柄「これはどのセンサーで観測したのか」などという方面に思考が行ってしまう今日この頃。

この記事以外に詳しいソースを今のところ見つけていないのではっきりとは言えないのだが、NASAのTerra衛星サイト南極関連のページがあって、ここに記事の写真と似たようなグレースケールの写真を発見。説明によると、センサーはMODISの模様。可視域〜赤外域の放射計ですな。大学で研究員をやってた頃、このデータの処理プログラムを組んでたこともあるので、個人的にになじみのあるセンサーだったり。

実のところ衛星のセンサーについてそんなに詳しいわけでもないのだが、想像するに可視域では厚さ3kmの氷の下なんて写るわけもないだろうから、まあ恐らく赤外域のデータに写ってたんだろうな。湖が凍らないでいるってことは、回りに比べると温度が高いとかそういうことか。この手の、人類がたやすく踏み込めないような領域の探査にはやはり宇宙からの観測が威力を発揮するな。やっぱリモセンでしょリモセン。日本もALOSに留まることなくもっとガンガン観測衛星を打ち上げて欲しい。そして関連企業にも恩恵を