ファイナルファンタジー、クリア。

…いやもちろん「X」の方ですよ?

スフィアシステムはなかなか秀逸。ちまちま1コマずつ進めていく感覚がよい。もうちょっとキャラの育て方にバラエティがあればなおよかったが。実質的に各キャラ毎、ほぼあらかじめ決められたルートの一本道だし(まあ、レアアイテムをちゃんと回収してればある程度オリジナリティは出せるが)。しかし、キャラ毎に基本的な適性ってのが大体決まってしまってるので、奇をてらってもあまり役にたたないことになってしまったり。例えばリュックに黒魔法覚えさせるとか。パーティが分割したときのために第2の魔法使いにしようかと思ったが、魔力が低すぎでものの役にたたない。仕方がないのでバトルのはじめに「盗む」コマンド実行だけさせてあとはとっととベンチ入り。いと不憫なり。

それと、なにげにRPGにしては致命的な気がするのだが、主人公とヒロインが割と役にたたない。まあ、ヒロインの方は召喚師なので、対ボスキャラだと重宝するが、通常戦闘だとオーバースペック過ぎるのであまり出番無し。有り体に言うと、歩く薬箱(酷)。もっと問題なのが主人公。いわゆる剣士系のキャラであるが、スフィアシステムのデフォルトな育て方をすると、HP、技、攻撃力、防御力、などなど、全て同系統のキャラ・アーロンに比べてかなり劣る。主人公がバトルで出番がないってのはイメージ的にどうかと思うのですよ。終盤は主役をほったらかしで、アーロン・ワッカ・ルールーが基本パーティ。メンタルブレイク+連続魔法でアルテマ×2。MPが減ったら竜剣で敵から吸収。もしくはルールーをユウナに切り替えてアルテマの代わりにホーリー。なにこのバブリー戦術。

シナリオは、あー、うん、まあ、いいんじゃないの、あんなもんで(投げやり)。あ、はすっぱな姐さん風味のシヴァ最高(いやそれシナリオと違うし)。それから、「心付け」の額で攻撃力が決まる用心棒はウケた(いやそれもシナリオと関係ないし)。


というわけで引き続き「XII」に突撃。大作RPG連チャンは結構なヘビーローテーション