風呂敷のたたみ具合

参照エントリ:広げっぱなしの風呂敷はちゃんとたたまれるのかっ

というわけで、ゼノサーガ Episode IIIクリアであります。

結論から申し上げると、まあ問題ないと思えるくらいにはたたんでくれたのではないかと。今回は「あ、これがラスボスだ」ってちゃんと倒す前に認識できたしな(笑)。多少シナリオ的にぼかしたまま終わってる部分もあるが、あのくらいは想像の余地を残したってことでよろしいんでは。

敢えて難点を挙げるとすれば、基本的に前作までの時点でシリーズ全体の謎というのは出揃っていたため、今作は序盤からひたすら謎解きに徹せざるを得なかった、という点か。一般論として、RPGの物語の展開というと、序盤で何やら原因はよくわからんがものすごい事件/事故/事象etc.が発生で掴みはOK、後半で「○○の原因は××だったんだよ!!!」「な、なんだっt(ry」とカタルシスを感じる、という流れになるわけだが、今作だとのっけからいきなり謎解きなので、どうもテンションが低いままで淡々と進んでいったような気がしなくもなく。まあ謎解きのカタルシス自体は十分すぎるほどあったわけだが。それと、中盤〜終盤にかけてのキャラクター在庫一掃大処分市にはちょっと苦笑。ラストのアレは十分に必然性があったのでよかったが。

つーかラストはかなり切ないなあ。やってくれる。一昔前なら綾波派、イマドキなら長門派か、あの辺の属性の人は割とハートを鷲掴みなんではないかと。ちなみに言わずもがなかもしれんが、日本の軍艦の話ではありませんよ?