ゆうきまさみ「鉄腕バーディー 12」

鉄腕バーディー 12 (ヤングサンデーコミックス)

鉄腕バーディー 12 (ヤングサンデーコミックス)

正直なところ、ゆうきまさみの作品って全般的に主人公のキャラがいまいち立ってない(というか脇役のキャラが立ちすぎというか)という印象があって、この作品も例外ではなかったのだが。どうもバーディーというキャラクターをつかみかねてたのですよ。ただ、この巻でバーディーの過去が語られて、ようやくつかみ所が見えてきたような気も。次巻で過去話がヤマ場を迎えるようなので楽しみに待つべし。

地球外の人々(人、と言っていいのかはともかく)についての描写がなかなか凝ってて面白い。地球上ならどう見ても異形の者と称されるであろう人種がスタンダードで、地球人とそっくりなアルタ人が爪弾きにあっているところとか。バッタな人(メギウス警部)の寝床が枝に掴まって寝るような形になってるところとか。さすがバッタだ。それと、「お待さくだちい」には爆笑。逆! 逆! 「さ」と「ち」が逆! いかにも「ワタシはニホンはじめてでス*1」的な感じが。

*1:米米CLUB「FUNK FUJIYAMA」調で。