ファイナルファンタジー、(とりあえず)クリア。

今度こそ「XII」の方。

いやはや、長かった。サブイベントをだいぶすっ飛ばして本筋を消化したが、それでもプレイ時間70時間超。はっきり言ってコレ「X」に続けてやるゲームじゃないよ。あっちはあっちで、RPGとしてはそれなりのボリュームだったが、そんなのを鼻で笑い飛ばせるくらいの盛り沢山な内容。例えるならば、昼飯に北京餃子で焼きそば食ったあと、夜の飲み会に行ったら連れていかれた先が名取のビール園でジンギスカン食い放題だった、とかそんな感じ(仙台ローカル限定ネタ)。

新戦闘システムは、「XI」をやってないせいか、最初はかなり違和感が。FF12でよくありがちなことにも同様のネタが挙がっていたが、回復魔法使おうとしてパーティメニュー開いちゃうとか、何度やらかしたことか。まあでも、慣れてくると、従来のエンカウント→バトルモード突入の流れとは違って、フィールドをうろついている敵に武器構えて突っ込んでいくあたり、いかにも「狩ってる」感覚が出ていてよかったんでは。単純にフィールド歩き回って狩りまくるだけで楽しい。ただ、性格的にMPは極力節約するタチなので、どうもパーティで敵を取り囲んでタコ殴り、という場合が多くて絵的に美しくない、かも。

ところで、「X」では主人公はいらない子、な状態だったのだが、今作もそんな感じだった。と言っても、「X」は戦力的にいらない子だったが、今作はシナリオ的にいらない子(笑)。基本的にヴァン(とパンネロ)はいなくてもシナリオの進行上全く問題ないところがなんとも。これなら冒頭でちょっとだけ出てきたヴァンの兄貴の方を(シナリオ変更して退場させずに)主人公にした方がよかったのではないかという気も。祖国が帝国の侵略にあって、そのとばっちりで大怪我を負うも、回復して祖国再興に立ち上がる、とかなんとか。…あ〜いや、それだと立場的にドラクエVIIIとかぶるか。まあ不満点と言えばその辺かね。主人公を中心として話が回る、というよりは、主人公を含めた複数のキャラクターを巡る群像劇、と見た方がいいのか。過去のシリーズで言うと「VI」がちょうどそんな感じだったか。

さて、「とりあえず」クリアしたが、モンスター討伐を中心にかなりサブシナリオが未完のままなので、プレイ時間はまだまだ延びる予感。…と行きたいところだが、さすがに「X」からの連チャンでRPGはちょっとお疲れ気味。しかもよくよく考えると、「X」の前に「アルトネリコ」をやってるので、実はRPG三連チャンか。だいぶ食傷気味かも。7月にこれまた重たそうな大作RPGが控えてることを考えると、しばらくRPGみたいな胃にもたれそうなゲームからはしばらく遠ざかった方がいいか。脳を鍛えるゲームでもやってましょうかね。そろそろDSの品薄感も解消してそうだし、いい加減買い時か。聖剣伝説もやりたいし。そういやファイナルファンタジーIIIも出るらしいし。あれってファミコン版でやったけど、ラストダンジョンの最後のセーブポイントの先で全滅したあと面倒になって放置したままなんだよね。プレイ時期がかなり遅かった(プレステが出た後ぐらいの時期)ので、「まあどうせこの後続けてもエンディングで美麗グラフィックのムービーなんてないしな」とかなんとか言って。

…え〜と、どこら辺がRPGに食傷気味なのか小一時間(略。