東野圭吾「探偵ガリレオ」
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2002/02/10
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 61回
- この商品を含むブログ (615件) を見る
理系の探偵役が出るっていうんで、とりあえず読んでみた。
「長身で色白、黒縁眼鏡をかけた秀才タイプ」の主人公・湯川先生であるが、ある日研究室を訪ねた友人・草薙(←刑事)の出迎えに、煙を充満させた段ボールをポンと叩いて輪っかがポワワ、などという技をかましてくれたせいで、脳内イメージが米村でんじろうで固定化されてしまってどうしてくれよう。あっちも「日本のガリレオ」ではあるが、文章の内容とイメージの齟齬が大きすぎます。
トリックのタネの内容が物理、化学、工学などいわゆる理系分野に属する話なので、その手のネタに興味がある人にお勧め、ってところだろうか。